男里川

どうも最近、男里川の状態がおかしい。何がおかしいかって川の一部に水が無い。


これでは通し回遊魚(降河、溯河、両側回遊魚)達が生きられません。
河川生物の生態系に何か大きな影響が出るのではと心配しています。


問題の場所は国道26号線の男里川橋より下流200〜300m辺りから、
菟砥橋上流100m辺りまでの約1キロの区間です。
中程に南海電車の鉄橋がありますから、樽井=尾崎間を通られた方は見てください。
上流にも下流にも水は見えません、干からびた川底と伸び放題の雑草だけが見えます。


この川の上流部には、金熊寺川、山中川(+小川)、菟砥川(+井関川)と3本の川があります。
それぞれ、かなりの流量があるのですが、それが一つになって26号線を超えると・・・・・
はるばる和歌山県から流れてきた水が・・・・・


水が無くなる場所では、それまで流れてきた水が、吸い込まれるようにす〜っと石の間に消えていきます。
(この地点はなぜかすぐに移動する)
上流で産まれた稚魚や卵は、ず〜っと流れてきて、海まで到達できずに、ここでお亡くなりになるのです。


その地点から下流ではゆっくり川底の観察ができます。

そして、菟砥橋の近くになって、また水がしみ出してきます。
菟砥橋の下はもう観潮域なので、水は豊富にあり、やっと川らしい状態に戻ります。

ウナギやヨシノボリ類がいくら上流を目指しても、これ以上進めません。


まとまった雨が降れば、この区間にも水が流れます、が翌日には無くなります。
梅雨時のように毎日降り続けば、それなりに毎日水は流れるでしょうけど。


以前、このブログで『伏流水となって川の下を流れてるのでは』と書きましたが、どうも間違いで、他に何か原因があるように思います。


ここからは地元に永く住んでる方に聞いた話です、


『流域にあるいくつかの工場が地下水を汲みあげてるのが影響してるのではないか』
『○×工場では水が足りなくて、今も2本、新しい井戸を掘っている』









                            (まいりんのパパ)