たぶんキヨスミイトゴケ

今日の久米田池の野鳥観察会(館主催)は荒天のため,中止に。

年度末なので,学芸員は,
出版物の原稿執筆,編集や2Fのパネル原稿の作成などで,
なんだかテンパっています。

午後に,友の会のHさんが,
貝塚市蕎原で拾った杉の葉先についたコケを持ってきてくれました。

Hさん曰く「イトゴケのなかまやと思う」ってことで,
図鑑を調べてみると,
キヨスミイトゴケとイトゴケの2種あることが判明。

顕微鏡で観察すれば同定できるとのこと。

葉を剃刀でちぎって,
その1枚を400倍に拡大してみました。

矢印のところに丸い突起のようなものがありますが,
葉身細胞の中に,この突起が
「普通1個ずつ」の場合:キヨスミイトゴケ
「普通2-4個ずつ」の場合:イトゴケ
とのこと。

ですので,キヨスミイトゴケと同定。

しかし・・・コケの同定はできませんので,
間違ってたら,たまたま通りかかったコケの方,
誰か教えてください・・・


ただし,大阪府植物誌を見ていたら,
キヨスミイトゴケの産地に蕎原と書いてありましたので,
案外当たっているかもしれませんね。

(シダの村上)